えべっさん(今宮戎神社)
大阪の誇る最もオモロイ祭り「えべっさん・今宮戎神社」の登場です。商都大阪の「あきない」の繁昌を司る神様としてこれほど大衆に浸透し、支持されている神様は他に見当たりません。まず大阪で商売をしていて、ここにお参り体験のない人間を探す事は不可能に近いほど信心されております?(信心というよりイベント的ノリかも知れませんが)。これほど大阪(京阪神)では盛り上がりがあるのに、一旦地方や東京(関東)を見ますと、極端にマイナーとなるようです。これは大阪が「商いの街」という事に関係しているのか、はたまた他に地勢的理由があるのか?
それにこの神社の「戎」という文字が気になります。「戎」とか「夷」とは中国で西方の異邦人を表す言葉で、後に日本でも東北~北海道の異民族(先住民族かもしれませんが)を「夷」と呼び、夷の住む国を「蝦夷」とと呼んでいた歴史があります。もともと「えべっさん」は海の神様で右手に釣竿、左手に鯛を抱え海の彼方からやって来て、海~漁業~商業の神様になったとの由来があります。渡来人である可能性は高く、長い年月を重ねて日本に帰化したのでしょう。これらの歴史も「オモロイ神様」です。
またこの浪速区を中心に今宮戎神社をはじめとした「七福神」にちなむ神社仏閣が多く「浪花七福神」として親しまれております。大黒様の大国主神社、毘沙門天の大乗坊、布袋さんの四天王寺、寿老人の三光神社、福禄寿の長久寺、弁財天の法案寺と巡礼コースが組まれております。この浪花七福神についても大阪人にとってはポピュラーすぎて、実際のところ各々が何の神様なのか良くわかっていないのが現実です。神社もあれば寺もある、これは一体何なのか、これから何回かに渡って探索して行きたいと考えます。
それではともかく「商売繁昌で笹もってこい!」の掛け声に乗りながらまず「えべっさん」にご一緒いたしましょう。


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